福岡エルフの木〜被災地の妊産婦さんと子供達に野菜を届けるプロジェクト

《被災地の方々に九州産の無農薬野菜と「伴走する心」を届けます。また被災地以外の方々に食物と命の問題への意識喚起を行っていきます》ボランティア団体「福岡エルフの木」は、九州産無農薬野菜を福島に届けるプロジェクトを行ってます。妊婦や授乳中の女性、子供達、仮設住宅の方々に少しでも笑顔になっていただければ幸いです。 →*2016年4月に熊本地震、2017年7月に九州北部豪雨災害が起こりました。福島の支援先の方々の要望もあり、熊本震災や九州北部豪雨災害復興支援にも注力させていただきます。ご理解のほどお願い申し上げます。

*メンバーの河邊さんが、熊本の被災者避難所に救援物資を運ばれました。お疲れ様でした。以下、現地の画像と河邊さん(NPO花の花)のブログから文章を転載します。

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熊本地震で被災され、避難生活をなさっている皆様に、お見舞い申し上げます。
私は、福岡エルフの木の活動を通して繋がったNPO法人青年協議会の拠点である宇土市に救援物資を持って行きました。
福岡からは、3時間30分で現地入りし、現地で指揮を執っている上村さん会って現地の状況を聞いてきました。
上村さんからは、支援していただけると嬉しいものも伺ってきまいたが、変に拡散してしまうと大量に届き無駄になってしまうこともあるようで(生鮮品)こ こでは、そのことは控えさせていただきます。支援なさる場合は、現地と直接、何がどれだけ足りないかを把握した上で動くことが、これからは必要ではないか と感じました。

福岡エルフの木で持って行った救援物資は、福岡市が大名小学校跡に集めていたオムツ、水、生理用品などです。(現在、大名小学校跡での救援物資受付は行っていません。)
そこで集めたものを、旧青果市場(福岡市博多区那珂6-23-1)で提供していただけます。この救援物資を各地に搬送できる方を募っています。受け取り方法など、詳細は下記リンクをご覧ください。

http://www.city.fukuoka.lg.jp/bousai/kumamotozisin.html#02

私の投稿で、益城熊本空港インターチェンジ通過と書き込みましたが、事前に申請して災害派遣等従事車両証明書をいただいたからです。一般車両は、植木で降りることになりますので、向かわれる際は気をつけてくださいね。
この証明書は、福岡市防災・危機管理課(福岡市庁舎7階)で申請するともらえ、高速道路料金も免除になります。
ただし、救援物資を運ぶための認証書をもらわなければなりません。こちらは、ボランティアセンターあすみんに申請すると受け取ることができます。

途中、道には亀裂が入り、通れないところもたくさんありました。特に益城周辺の地域は、家屋の倒壊も多く見られました。現地入りを予定されている方は、二次災害に十分に気をつけてください。

最後に、福岡エルフの木のこれまでの活動を書いたブログをリンクします。

http://elfinfukuoka.blog.jp
(河邊雅紀)

知足です。

1.震源地の海側に位置する宇土市ボランティアセンター(熊本県宇土市浦田町51)NPO法人青年協議会の上村剛さん(tel:090-3344-0244)からの要望です。 避難所で今最も必要なのは、車(ワゴン車、トラック)だそうです。高齢者の移動や物資を運ぶのに車が圧倒的に足らないそうです。1か月ほどお借りしたいとのこと。可能な方は上村さんにご連絡ください。


2.福岡エルフの木では、支援物資を2回に分けて運びます。
○4/24 4/25 福岡市NPOボランティアセンター「あすみん」では、支援物資を運んでくれる団体を募集しています。メンバーの河邊さん、サポーターの坂本さん(車両を貸与して下さる方)が支援物資を熊本に運びます。 http://www.fnvc.jp/info/display.php?uid=208

○4/29 避難所のパーテーションを、知足の方で運びます。避難所の妊産婦さん、小さなお子様がいる方々、クールダウンが必要な障害をお持ちの方々等に、少しでも寄与できれば幸いです。 福岡エルフの木から、以下のパーテーション8セット(128人分)を寄付する予定です。 http://store.ponparemall.com/suzumori/goods/pt-p4/
(4/23現在、福岡から菊水インターまでは、高速道路を使えるとのことです)

〒869ー0492
熊本県宇土市浦田町51
宇土市ボランティアセンター、NPO法人青年協議会 上村剛
TEL:090-3344-0244

*知足です。 福島県郡山市の宗形さん(看護婦長、助産師)から避難所のプライバシーを守るパーテーションが必要だという提案をいただきました。以下のメールです。
 エルフの木で寄付および設置をしてもよいと考えているのですが、まず行政の判断をあおぎ許可をいただく必要があります。 現在行政に投げかけているところですが、明日宇土市の避難所にいらっしゃる上村さんに直接交渉してみます。
もしこのぺーじを読んでくださっている方で、避難所の情報をお持ちの方がいらっしゃいました以下のアドレスに情報をおよせください。 fukuoka.elf.wood@gmail.com  (@を半角の@にお直しください)

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 (福岡市長への提言のHP投稿文)
高島市長殿 はじめまして。
九州大学芸術工学研究院の知足(ともたり)と申します。
福島県の妊産婦と子供に、糸島の無農薬野菜を送る「福岡エルフの木」という活動 を約5年続けています。 http://elfinfukuoka.blog.jp/
支援先の福島の被災者の助産師の方から貴重な意見をいただいています。以下の通 りです。
1.避難所の妊婦と小さい子供のいる親子を、ひとつの区画にまとめた方がよい(疾 病ではないため言い出せない妊婦、迷惑を気にして休まらない母親が多い)
 2.早急に避難所にプライバシーを守るパーテーションを設置してほしい。

 1.に関しては市長の方から、熊本の行政に働きかけていただくことはできません か?2.は「福岡エかルフの木」で寄付を募り、寄贈することも可能ですが、これも 受 け入れ側の行政の判断によるところが大きいです。交渉するルートをご存知でした らご教示ください。
以下、福島県郡山市にある郡山市医療介護病院の産婦人科の宗形初枝助産師からの メールを転載します。

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Subject: Re: 郡山市の宗形です
知足様 野菜をいただいたママ達からも私たちに何ができるか、私たちが応援する立場、と 言うことが出てきたことをお伝えします。本当にありがとうございました。
 震災後一週間。すごい混乱のの中にあると思います。
 今でも思い出すのは小さい赤ちゃんより2歳半から3歳以上5歳位までの子どもの方 が恐怖で顔色がなかったという印象です。自閉症や多動障害などの子どもを持つご 家族も大変苦労してました。
避難所の中で仕切りをつけスペースを設けてあげられたらいいと思うのですがいか がでしょうか。仕切るためのパイプとカーテンがあるはずです。東日本大震災の時 は1っか月以上過ぎてから届いて様に思います。
     郡山市宗形初枝

*福岡エルフの木の知足です。福島の宗形さんより、以下のメールを拝受しました。他の支援先の方々からも、熊本震災支援に注力してほしいとの要望を受けています。
テンポラリーに、東日本大震災のためにいただいたご寄付を、熊本支援に切り替えることをご容赦いただきたいと思います。
私どもの支援は、速攻短期型ではなく、長期支援型です。取り急ぎ、避難所支援を念頭に、受け入れ先と物流が確保出来次第、熊本支援を開始したいと考えております。
下記の宗形さんの言葉に「しばらくすると、物資があふれかえる」とあります。考えさせられます。今一番大切なのは、複雑なネットワークを臨機応変につなぎ続けるハブの存在のような気がします。原発についてのコメントには、胸がつまりました。
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(宗形さんより)

おはようございます。
昨日、野菜が届きました。このような時にと思い涙が出ました。ありがとうございました。でも私たちにはもう結構です。十分いただきました。今度は熊本に送りましょう!!。

熊本地震については毎日毎日心が苦しくなっています。あの時を思い出しています。
これでも原発を止めるという判断をしない政府の動きに、私たち福島県の体験は何だったんだのか悲しいです。それで涙が出るのかな???

え??今6時です。今テレビで愛媛県伊方原発再稼働の審査を通した。再稼働の準備を始める。今回の地震が止める要因にはならない・・・・・と言っています。ドイツのメルケル首相は東日本大震災後震災後有識者の検討委員会を開き原発推進の方向を変えたのです。これだけの地震を経験しながら日本はなんら声が上がらない。悔しいです。悲しいです。

震災後5日目に2000人が避難する施設に入りました。ノロが発生してました。避難所の中で情報が廻らないという状況が起こってました。思った人感じた人が直接行動しなければ早期対応は出来ない状況でした。赤ちゃんがいないか、妊婦がいないか声をかけ見て廻りました。

あと数日でものが溢れてきます。子どもがいるからと、おむつやミルクを置いていかれて困っている人もいました。コントロールすることが大変になって来ます。行政やボランティアに赤ちゃん妊婦の視点を持った人が必要です。

   郡山市宗形初枝

熊本地震被災者の皆様、心よりお見舞い申し上げます。

福岡に住む私たちも、経験したことのない頻度の地震を体感しております。
被災地の方々の苦しみと不安の大きさを思い、心を痛めております。
支援をさせていただいている福島の方々からメールをいただきました。
経験に基づいた適切なご助言や、支援物資送付先の情報とともに、心から被災地に寄り添うお気持ちを送ってくださいました。本当にありがとうございます。
*福岡エルフの木としてはオムツを送付することにしました。支援物資は、今の所、各行政がまとめて送付しています。福岡は大名小学校に集めています。 (福岡市より、支援物資情報) http://www.city.fukuoka.lg.jp/bousai/kumamotozisin.html http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinoharashuji/20160417-00056704/

●福島県白河市の辺見さんからは、ライフラインの確保の大切さを。「飲み水、卓上ガスコンロ、トイレ用の水(風呂)をまず確保してください」と当日にお電話がありました。

●郡山市の宗形さんからは、以下のメールをいただきました。辺見さんの娘さんが九州で助産師をされているので、宗形さんの助言の内容を伝えてくれることになりました。また春日助産院の信友智子先生も動いてくださってます。
毎日の状況をテレビなどで見ていて、5年前の東日本大震災当時を思い出しながらメールを差し上げています。今日の新聞によると、薩摩川内原発を停止させる予定はないこと。これに原発事故が重なったらどうするのでしょうか。玄海原発、伊方原発、これを機に是非原発に反対していく気運を多くしたいと思いってます。。

お願いがあります。避難所において、妊婦さんと小さな子供(生まれて間もない子ども、私たちが避難所廻りをした時一番小さい赤ちゃんは生後8日目でした)を、他の避難者と分けて欲しいということです

あの時、みんなに迷惑をかけるからと、赤ちゃんを抱いて一晩中を歩いていたという人が多くいました。妊娠していることを言い出せない妊婦さんも多くいました。だから私たちは赤ちゃんと妊婦が集まる避難所を作りました。NHK等で、小さな子どもを持っている人に声をかけてみんなで助け合って!ということを言っておいります。大切なことです。高齢者や病気の方々には行政も手を出すのですが、健康という範疇に含まれるためかこの視点に気づく人が少ないです。私も震災後色々なところで、赤ちゃんと妊婦に対する避難所のあり方を発言してきましたが、今回の災害にはまにあわないと思います。是非拡散してください。よろしくお願いいたします。  郡山市宗形初枝」


●白河市の永野さんより

「熊本の地震の情報が入ってきました。とても驚きましたし、ショックを受けました。テレビから流れる映像や緊急速報の音に5年前のあれこれや恐怖が蘇ってきました。苦しくて辛い気持ちになったのは福島のママたちはみんな同じだと思います。福岡の方は大丈夫でしょうか?遠くにいて今は何も出来ないけれどたんぽぽサロンのみんなで九州の皆さんを想っています。そして私たちに今までずっと変わらずに注いでくださった野菜の提供という福島への応援の気持ちを今度は熊本の親子へと届けて欲しいのです。たんぽぽサロンのママたちみんなの気持ちです。私達への支援はここまでで。充分過ぎる位です。どうかそうさせてください!!また改めてお手紙をママたちと書きます。福島は放射線の問題がこの先もずっと続くことです。お気持ちにずっと感謝してきました。緊急事態の九州、どうか少しでも穏やかな時間を取り戻せますように…。私たちに出来る恩返しを考え続けています。ネットではたくさんの情報があふれています。信頼している郡山在住の中村美紀さんからこんな情報が…。とりあえずお伝えします。永野美代子

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4/17AM10:45、熊本が本拠地の支援団体、NPO法人青年協議会の上村代表と今お電話がつながりました。
「あー!中村さんですか!まさか自分たちが被災者になるとは思いませんでしたよ」上村さんの第一声。いつもの声にほっとして涙がぽろぽろ。

宇土市のボランティアセンターにいらっしゃるそうで、まとまった物資が必要だそうです。6000人分の食料が足りていない。宇土市の避難所は18か所。婦人会の方が炊き出しを行うそうですが、必要なものがまだまだ何もないということです。食料確保急務。小さな子どもに、おむつ(サイズはそれぞれ必要、新生児用、S、ML、ビッグ)、おしりふき、ウェットティッシュ、紙皿(汁物用、皿それぞれ)、皿を洗えないのでラップをして使用するためにラップも、箱ティッシュ、生理用品(昼用、夜用)、ゴミ袋、簡易トイレ、携帯のソーラー式充電器、車用充電器、寒さをしのぐカイロ、女性は化粧品がないからハンドクリーム、リップクリームがあるといいなどなど。

物資は少量でもかまいませんができたらまとめて送ってほしいということです。
交通網がマヒしないために、福岡ならば取りにもいけるので、そちらで物資の受け皿になってハブになってくださる方を探しているとのこと。

【支援物資送り先】
8690492
熊本県宇土市浦田町51
宇土市ボランティアセンター
【ボランティア等のお問い合わせ】
NPO
法人青年協議会 上村剛
TEL:090-3344-0244

青年協議会の上村さんとは震災後、元福島県議の丹治智幸さんにご紹介頂きつながりました。山形避難者母の会に対して多くの義援金を東京・熊本等で街頭募金し送ってくださいました。
「何に使えばいいですか」と伺ったところ、代表の上村さんが、「中村さんが考える、福島のお母さんやお子さんたちが一番笑顔になれることのためにお使いください」と仰ってくださり、お陰で山形のふくしま子ども未来ひろばにてお母さんや子どもたちの笑顔を作る支援をすることができました。青年協議会さんはその他就労支援などでたくさんご協力いただき、本当に助けていただきました。
今、心からご恩返ししたいと思っています。

【緊急支援口座】
ゆうちょ銀行
記号:10100 番号:56408131
口座名義:キンキュウシエンコウザ
〈他の金融機関からのお振込〉
店名:0一八 店番:018
普通 口座番号:5640813

⚫︎いわき市のコミューン 草野祐香利さんからは以下のようなあたたかいメールをいただきました。 ---------- 福岡エルフの木 知足美加子さま 大変ご無沙汰しており、失礼しております。 また、この度の熊本地震に際しましても、ご連絡が遅くなりました。 福岡県も隣接しておりますし、九州内には知足さんの親類や知人の方もいらっ しゃることと思います。 知足さんの関係で、支援の届いてない方はいらっしゃいませんか。 私たちも、助産師や子育て支援のつながりのある方々が被災にあわれ、 そちらの力になれるよう準備をしているところです。 5年前、九州の皆さまには、たくさんの支援をいただきました。 エルフの木さんや花の花さんには、今なお温かなつながりにより支えていただき、 優しさと共に気持ちを強くもつことができています。 糸島のお野菜は、妊産婦さんに食して頂き、とても喜ばれております。 先日も、産後入院を利用された母子がおり、栄養たっぷりのお野菜で食事を提供 できました。 本当に感謝しております。 しかしながら、今回の九州の甚大な被災を思いますと、 私どもにお送りいただくお心づかいを、より必要とされる方々への支援にしてい ただければと切に願います。 度重なる大地震、幾度となく押し寄せ、今なお続く余震。 同じ空の下で、今日も心休まらずにいる被災地の皆様・親子を思うだけで胸が痛 みます。 これ以上、被災が拡大しませんように、早く地震が落ち着くことを祈るばかりです。 どうぞ、遠慮なくご連絡いただけますと幸いです。 -- ********************************************************* NPOこみゅーん(特定非活動営利法人 Commune with 助産師) 草野祐香利 〒970-8036 いわき市平谷川瀬字仲山町20-1 Tel:0246-23-3303 Fax:0246-23-2503 E-mail:cw-jyosanshi@dream.ocn.ne.jp URL:http://cw-jyosanshi.com/

知足さま

 

福島県白河市たんぽぽサロンの永野です。今月も新鮮なお野菜がたくさん届きました。

みんなとても感謝して喜んで持ち帰っています。果物は、たんぽぽサロンでおやつにしてみんなで美味しくいただきました。

皆様の気持ちが伝わってきます。本当にありがとうございます。

 

今年も3月が近づくにつれ、みんなの心がざわつき始めました。

「口に出したら涙があふれそうだから

口に出したら折れてしまいそうだから

ぐっとこらえて前を見て笑って歩こうって決めた」

と話すママの瞳には光るものが…。

 

5年の節目などありません。見えない不安は消えることはないのです。

それでも、みんなで子どもを真ん中に出来ることをしたいと思います。

私に何が出来るのかを考えると苦しくなることがありますが、目の前のことを丁寧に一つずつ、何気ない日常を豊かにする活動を続けていきたいと思います。

 

ママからのメッセージも届いています。

「ありがとうございます」「喜んでいただいています」という笑顔に、私も嬉しい気持ちになります。

 「いつも安心安全なお野菜をありがとうございます。娘たちは 美味しいトマトが大好きです」という

メッセージに母親としての想いがたくさん込められているのを感じます。皆様にどうぞよろしくお伝えください。

 

      福島県白河市たんぽぽサロン  永野美代子

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 永野さん。お便りありがとうございます「5年の節目などありません。見えない不安は消えることはないのです」「口に出したら涙があふれそうだから」という言葉、ずしんときました。言うに言えない思いの沈殿。うまく言葉がでてきませんが、皆様が笑顔でいると嬉しいと思う私たちがいることを、お伝えしたいと思います。皆さんのこと大切に思います。

 今年の国展(4月、国立新美術館)に出品する私の作品は、立入禁止区域内で取り残されたダチョウ(等身大)作品《彷徨う自由》です。



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 いつもお世話になっている花崎望さんより、あたたかいご寄付をいただきました。花崎さんは、個人として毎回多大なご寄付をしてくださるので、とても恐縮しております。花崎さんご夫婦が働いた毎日:音楽をご指導されている子供たち(障がいをもつお子さんも含めて)の日々が、このお金に詰まっているのだな、と思うと、本当にありがたく感じます。大切にいたします。「忘れない」という優しさを、本当にありがとうございます。
 私事ですが、先日私の子供の作文「将来の夢」を読み、ハッとしました。長女は「農家になりたい」そうで、そう思ったきっかけが「福岡エルフの木の活動をみたから」と記していました。あたりまえにあると思っていた食べ物や水が、当たり前に手に入らないことがあることに衝撃を受け、農家になろうと決めた、と書いてありました。びっくりし、また感動しました(私は長女が農業に興味があることは知っていたのですが、「銀の匙(アニメ)」の影響だろう、と勝手に思っていました)。
 花崎さんは、「当たり前のことが、どれだけ大切なことなのか」を、心から理解されている方だと思います。ご夫婦と亡き息子さんに、御礼申し上げます。(知足)
 

知足様 

こんばんは。福島県白河市たんぽぽサロンの永野です。

今年のたんぽぽサロンは、少し長いお休みをいただき112日のスタートとしました。

頑張っているスタッフみんなも少しゆっくり充電して元気に明るく親子を出迎える準備をしました。

タイミングよくその前日にお野菜が到着しました。

みんなで大喜びで野菜を大事に持ち帰りました。

今年のスタートも可愛い子ども達の笑顔に癒されています。

ママと一緒に選んだ大好きな野菜を抱えての画像をどうぞご覧ください。

今年は珍しく雪が全くなくて楽に過ごしています。が本当に寒いのは2月になってから。

 今年も皆 様からのたくさんの「愛」に感謝して元気に過ごしていきたいと思っています。

 ありがとうございました。

http://nijino.sblo.jp/article/171822709.html

 たんぽぽサロン 永野美代子



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永野様 知足です。本年もよろしくお願いいたします。画像のお子様たち(たんぽぽサロンHPから引用)柔らかな可愛い笑顔で、本当に愛らしいですね。新年早々、とても癒されました。こんな笑顔をもてる子供時代を、もっと周囲の大人たちが守り、大切にしないといけませんね。私たちの支援が続けられるのは、それを受け取ってくださる方々がいらっしゃるからです。糸島の農家の方々も、嬉しいと思います。

知足様 

福島県白河市たんぽぽサロンの永野です。
今年も、あたたかいご支援ありがとうございました。
普段白河では手に入れることがない貴重な野菜は、いつも母親の表情を笑顔にしてくれました。
みんな生き生きとおしゃべりが弾みました。たんぽぽサロンで卓上コンロを使ってジャガイモを茹でておやつに食べました。
トマトや生野菜は、お昼にみんなで洗って頬張りました。
12月は、ママスタッフが自宅に持ち帰り切って冷凍保存し、クリスマス会に野菜たっぷり味噌汁にして食べました。
皆さんのお気持ちを有り難く受け取り、子ども達の身体と心に栄養をと…ママ達は、一年間楽しく美味しく頑張りました。
心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
良いお年をお迎えください。
  永野美代子

知足です。

 東日本大震災以後、糸島産の無農薬野菜を、福島県の妊産婦さん、子供たち、仮設住宅の方々に定期的に送付してまいりました(週一にひと箱)。4年半の間、糸島の土と水が育んだ農産物が、被災地のみなさんを笑顔にしてくれています。
 この度、糸島市の東風(はるかぜ)小学校に、私の彫刻「エルフ」が設置されました。「福岡エルフの木」の概要や、モチーフになった絵本『かたあしだちょうのエルフ』について(出版社のポプラ社に了解を得て)碑文に記させていただきました。碑文の内容は以下の通りです。

この作品は絵本『かたあしだちょうのエルフ』をもとに制作しています。エルフは片足を失っても、子供たちの命を助けます。しかし時がたつにつれ、その優しさを、みんなはだんだん忘れてしまうのです。その後エルフは木に生まれかわり、その涙は泉となります。そしてみんなに木陰と飲み水を与え続けます。エルフの強さは、ほんとうの優しさから生まれています。

  このお話をもとに、糸島の大地と水が育んだ野菜を被災地の子供たちに送る活動を「福岡エルフの木」と名づけ、震災直後から福島県に糸島野菜を毎週届けています。」


 また糸島新聞の吉富さんが、このモニュメントの紹介文を書いて下さいました。
http://itoshima-np.co.jp/news/3761.html

 最後の一文にもありますが、あの作品には「あたたかいつながりの印」として、空を見上げて立っていてほしいと願います。


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  (出典:糸島新聞 2015年10月8日)

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