知足さま

 こんにちは。今月も、色とりどりのお野菜が届きました。みんなで喜んでいただきました。
 心を寄せてくださるご寄付いただいた皆様と生産者の皆様に心から感謝いたします。

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2月後半から急に増えるさまざまなテレビ番組・新聞報道・ネットニュースなどに、気持ちが揺れてしまうことが多かったです。
 特に3.11が近づくと気持ちの落ち込みも大きく
7年の重みを感じつつ なるべく普通の日常を過ごすことを大事に考えてきました。
 県内と県外の温度差も考えると、やはり県外の人には忘れてほしくない想いもあります。

「普通に暮らしてるんだから、もう大丈夫だよね?」と言われるとそれはわかりません。
まだまだ数十年間後でないとその答えは出ないと思います。震災前と同じ環境には戻れるはずもないと思います。

 反対に「そんな危険な場所、大丈夫なはずないよね?」と言われるとそれもわかりません。
7年過ぎるとある程度の除染も進み空間線量も下がりあらゆる検査も進んでいるので みな一見普通に元気に過ごしています。
 それでも、震災前と同じ環境に戻れるはずもありません。

 そんな想いも口に出さないようになりました。子ども達の甲状腺の不安はこの先もずっと消えることがないことでしょう。ストレスは、やは り日本の中では高いと思います。

 ため息をつくと幸せが逃げていくような気がするので、11日は、震災関連のすべてを見ないようにして「今」と「これから」を考えることにしました。
日本中どこにいても子ども達が幸せで笑っていられるような社会を大人たちが作っていく責任があると思います。

 これからも、元気に頑張ります。
このご支援を嬉しく思いつつも、日本のどこかでもっと必要な親子がいるとしたら
その時は 是非そちらに届くようにしてほしいと心から思っています。
今年度もたくさん甘えさせていただきました。
ありがとうございました。

*3月11日のブログです。
 
福島県白河市 たんぽぽサロン代表 永野美代子


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知足です。真摯な永野さんの思いに胸が痛くなりました。福島に生きる方々の今と心を伝えてくださり、本当にありがとうございます。
「 震災前と同じ環境に戻れるはずもありません そんな想いも口に出さないようになりました」
「11日は、震災関連のすべてを見ないようにして今とこれからを考えることにしました」「日本中どこにいても子ども達が幸せで笑っていられるような社会を大人たちが作っていく責任があると思います」永野さんの言葉には、厳しい状況の中で愛を行動によって示してこられた方に宿る美しさがあります。子供や親にとって、生まれ育った土地と人間関係は大切だと思います。永野さんは子供達に安心と幸せを運んでくださる素晴らしいお仕事をされてます。心からの敬意を表します。