知足です。
 2022年4月2日(土)、「英彦山と杉《鬼杉不動》制作報告・参拝」が行われました。88名(←縁起がよい)の参加があり嬉しく思います。
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英彦山神宮(福岡県田川郡添田町大字英彦山1)https://hikosanjingu.or.jp/access/

■高千穂有昭(英彦山神宮禰宜) 「英彦山神宮と修験道文化」

■知足美加子(九州大学芸術工学研究院教授) 「鬼杉落枝と千本杉による《鬼杉不動》制作報告」

■渡辺敦史(九州大学農学研究院教授) 「英彦山スギのDNA解析」

 *清水邦義先生は体調不良のためご欠席
■杉岡世邦(九州大学博士後期、杉岡製材所) 「英彦山霊木の製材」

 *寺西明男町長(添田町)挨拶

■高千穂秀敏(英彦山神宮宮司) 「閉会の挨拶」

■英彦山神宮下津宮にて《鬼杉不動》参拝
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 報告の内容は、以下のPDFで公開しています。

https://www.design.kyushu-u.ac.jp/~tomotari/OnisugiFudo.report.pdf

「英彦山修験道における自然信仰と森林文化再興のための ⻤杉落枝と千本杉による不動明王像制作」
"A Sculpture of Fudo Myoo with the Fallen Branch of Onisugi Cedar and Senbon Cedar for Revival of Nature Worship and Forest Culture in Hikosan Shugendo"
 
高千穂秀敏宮司、有昭禰宜(ねぎ)から、「神仏習合の英彦山修験道の復活、再興の道が始まる」とうかがったときは、先祖の苦難に思いを馳せ、胸があつくなりました。
 ご協力いただきました登壇者の皆様、参加者の皆様、サポートしてくださった英彦山神宮や地域の方々、知足研のみなさん、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

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高千穂有昭(英彦山神宮禰宜)
「英彦山神宮と修験道文化」
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知足美加子(九州大学芸術工学研究院教授)
「鬼杉落枝と千本杉による《鬼杉不動》制作報告」
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参加者は講話していただいた方がよいような
すごい方々ばかりでした。
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渡辺敦史(九州大学農学研究院教授)
「英彦山スギのDNA解析」
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杉岡世邦(九州大学博士後期、杉岡製材所)
「英彦山霊木の製材」
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寺西明男町長(添田町)挨拶
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高千穂秀敏(英彦山神宮宮司)
「閉会の挨拶」
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奉幣殿から下津宮への移動
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高千穂有昭禰宜と山伏達による読経
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仏教の《鬼杉不動》と神道の榊(さかき)が
共に活かしあっています。
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近くで参拝していただきました。
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英彦山を愛する方々の心が集まり、喜ばしい1日でした。

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報告会後の法螺供養(有昭禰宜と宗源さん、
参加者のエバレットさん、野見山さん)です。
*画像撮影 内藤真星

↓法螺貝の音のみの動画です
 




【参加者のお言葉】


 この度は《鬼杉不動》制作報告会にお誘いいただきありがとうございました。

 初めて英彦山に拝登しましたが、長い石の参道、幾つもの宿坊、満開のミツマタ、英彦山神宮の美しさ、法螺貝の音色、講師の先生方そこに集う方々全てに不思議なご縁を感じました。

 素晴らしい聖地です!子どもたちとこの場の雰囲気を味わえたことも何かにつながっていくことでしょう。

 日頃からお寺は先祖供養と同様いやそれ以上に大事な事はお寺が修行道場であることと思っているだけに、有昭禰宜の「修験道復活」そして「宗派を超えてこの地を守っていく」ことに大きな希望をみた思いです。次に行く時は上宮まで登りたいです。

 それからなんと言っても『鬼杉不動』の凛々しさに驚きました。とても新しく納められたお不動様とは思えない風格と威厳に目を見張りました。修験道の復活の半分は既になされたのかもしれません。

 ご縁のできた方とも今後関わっていけたらと思います。

 この度はおめでとうございました。嬉しさを噛み締めながら帰路につきました。

                    健仁合掌(糸島、龍国寺)