知足です。

阿蘇郡西原村で熊本震災支援「ちいさいおうちプロジェクト 板倉小屋建築交流会 − 地域の森林資源で震災復興−」(西原村商工会主催、日本板倉建築協会共催)が行われました。
詳しくは以下の報告ページをご覧ください。

http://www.design.kyushu-u.ac.jp/~tomotari/LittleHouse6.26.html

使用した木材は日本板倉建築協会から寄贈されたものです。
西原村の藤本和装建築をはじめ、九州各地から集まった大工、建築関係者(杉岡製材所等)が無償で実働されていました。
初日は梅雨の晴れ間の奇跡的な晴天の中、腕のよい大工さん達の知恵と手技で、急ピッチで進行しました。木材はホゾ接ぎできるよう製材された厚さ30mmの国産杉板を多く使います。
2日めは、断続的な雨が続きましたが、皆さん全力をつくされていました。
二日間ですばらしい板倉の家屋が建ち、本当に感動しました。

私は解体材や端材で、木製家具、小物制作にたずさわりました。ボランティアの皆さん、お世話になりました。

ちいさいおうち(板倉小屋)」が結節点となって、たくさんの素晴らしい方々が出会うことができました。心から感謝しています。
力を合わせて「ものづくり」する姿そのものが、場と人を元気付けることを痛感します。このプロジェクトは森林資源(杉間伐材等)の活用にも繋がるものです。
熊本が本来持っている山の恵を復興や町興しに活かし、里山を広葉樹(根が深くはる木々)の森に戻していくという夢を、藤本さんが最後に語ってくださいました。